～放課後は釣り日和！魚の引きを求めて"ていぼう"へ！～

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都会から引っ越してきたインドア派の主人公・陽渚が、半ば強引に入部させられた高校の「ていぼう部」で経験する放課後の時間を丁寧に描いた作品です。

 

 

海に面した「ていぼう部」。穏やかな時間が流れる放課後の堤防で行うのは、もちろん魚釣り！

 

道具や釣り糸の結び方など釣りのいろはを丁寧に紹介しながら、魚がヒットしてから引きに耐えて釣り上げるまでが力強く描写され、釣り初心者の陽渚と一緒に、その感動や面白さを感じることができます！

 

魚変われば道具が変わり、道具変われば釣り方が変わる。その逆もまた然り。旬や気分で釣りのターゲットを変えながら、「ていぼう部」の部員たちはゆるりと釣りを楽しみます。

 

そんな奥の深い釣りの世界に、水面のようにキラキラと目を輝かせる彼女たちがとっても印象的です！

 

また、「釣ったら食べる」のルールのもと、部活の締めに行う食事のシーンも必見！

 

様々に調理された海の幸からは磯の香りが漂ってきそうで食欲が刺激されること必至です！

 

 

しかし、楽しいだけで終わらないのが本作品の味わい深いところ。

 

魚を釣って食べるということは魚の命を頂くこと。部活動の一環として、釣った後の魚の締め方、捌き方がしっかりと描かれます。また、釣り人が知るべき海の怖さや釣りのマナーについても、コミカルながら随所に丁寧に描かれます。

 

地に足の付いた、だからこそ安心して彼女たちの活動を楽しめる作品になっています。

 

 

知れば知るほど海のように深い釣りの世界。"ていぼう"から爽やかな海の風を感じてみませんか？